2020年4月23日木曜日

かずたま入門 6 



「場」についてのお話をしておりますがそのからみに
「姓名」の問題が顔を出します

こうしてお話できるのも、言語があるからです
だからこそ物事を認識できるわけです
人間の場合、一家の存在を知らせるのも「姓」があるからです
姓は名前の代表です、家系を知らせるものです
社会においては日常、フルネームはではなく姓を呼びあい、
存在を確認できるわけです

わたしたちは家系に生まれているわけですから
生命を鑑定する場合でも、家系こそ運命に大きくかかわりをもってきます
その家系の存在を姓が知らせるわけです

数霊において名前を問う場合、姓と名のバランスを観ることがよくあります
このバランスのとれている姓名こそ運命のカギとなるものであり、
姓をささえ補うものこそが名の存在価値としてあるもの
だからでしょうか

生年月日を替えることはできません
命数を変えることも不可能なことです
婚姻時に姓を変更することは可能ですが、ご縁があればの話です
しかしバランスを整えるために改名をすることは、だれにでも可能です

わたくしたちは個人で生きているのではない
家系に生まれ、社会にはぐくまれ活かされているし、生きている
今回は、このことを具体的な課題より鑑みてまいります

日本国のように伝統が息づく国というのも、なかなか類を観ないものです
連綿として単一言語を引き継いでいる国、そこにおいての【元号】には、
姓名そのものの働きを体現するものが存在します
そこで、姓名のお話をするにあたり、国民一人一人が理解できる元号の
解析をつまびらかに試みようとするわけです


【元号】

わが国においては「元号」というものがあります
一世一元の制を定めましたから、制定された元号の改元については
次代の天皇家の条件となります

制定するということは、制定する時間があります
制定するためにおこなう、選定事項があります
どなたを天皇にたてまつるのかという事項も含まれるよし、、、
ここでは、宮家に関する内容以外の問題の解析をしてまいります
時代名称としての存在である「元号」に的を絞り究明してまいります
以上の条件によりまして

*先の元号時よりみた改元時間
*先の元号時よりみた改元名
*改元時よりみた先の元号時間
*改元時よりみた先の元号名

このように順を追い理解しやすく解き明かしていこうと存じます
それでは歴代元号を考察後、上記4点を中心視座に置きながら
鑑みてまいります


明治
明治元年は、1868年10月 です

1868年辰  10月戌

 4 9 2   4 9 2
 3 5 7   3 5 7
 8 1 6   8 1 6

 X6       X4

 並列数

 5 1 3
 4 6 8 
 9 2 7

  X7

となります

並列変化数が働きます
国内環境が大きく変化する様相が、時間場にある冲作用から理解できます

この冲作用は、流通改革、解放、としての働きから始まり、
方向性としては構造の激変をしめす時間場「丑ー未」に向かいます
国家機構・国内構造の変異が起こるわけです

また

数理的には時間質が 「5・5→6」 となる時間帯ですから、
あわせてみて【時代の突然変異】が起きたことが認識できます

このことを、改元した年月時間数がおしえている
このように元号を改元すると現象は大きくさまがわりするし、
社会そのものが影響を受けてくる

そして

それは改元した【時間帯】によるものであり、引き起こされたものであり、
選定された元号名の導火線としての役割によるもので、
元号名による主導・影響ではありません

元号名は、その時間質、時間場に味付け表現する補佐として、
具体的な現象に導く「動線」としての役割です

つぎに

元号のはたらきを具体的にみていきましょう

・8画 ・8画 / 16画 / 7数

本来、単数7数ですが字画が並列しますから、単数8数が強く働きます
よって、同時に読み進みます

また、「明治」という元号名の良し悪しは、
明治以前の親元号の開始年月と、明治元号の開始年月の兼ね合いでよみます

親元号の開始年月の破壊数となる場合には、
明治元号名には劣性が働きやすく「質」は良くありません

また

明治元号名がその開始年月の破壊性を受ける場合、
波動破壊期となる時間帯には、破局性が強く表れます

表現を変えれば、

新元号を産みだす親元号の年月時間影響をうけながら
元号選別時間帯の影響も受け
改元する時間帯の年月影響をうけ

誕生してくるのが、【新元号】ということです

が、考えてみれば当然のことで、「明治」の元号はそれ以前の
時代環境で創られているのですから、、、、

このことにおいても『個においては存在できない』わけで、
連綿と続く元号の時間流のなかで生きているし、活かされていることが、
理解できると思います

この見方、考え方は、
親子の関係にも結ばれてくるし、
優性遺伝であるのか、ないのかにもつながる見方、考え方です
その意味もふくめ、元号の話の中に命名のコツも潜んでおります

命名する場合、それに見合った、時を選別しないとなりません
選別する時間帯自体が、すでに巻き込まれている
事実も理解する必要があります


大正
つぎに大正元号をみつめます
大正元号は、1912年7月30日 からとなります

1912年子   7月未

 3 8 1   7 3 5
 2 4 6   6 8 1
 7 9 5   2 4 9

 X3・X8    X2    ▲7


・3 ・5 / 8 画 /8

1912年7月の破壊数である、E場・X8-3をそのまま元号名に
しているところから波動破壊期につよく破局性がでやすい
この8数は1912年7月の月数8でもあるところから、元号軌道の
初期段階で破局性があらわれるところがあります
時代層としては、節度のかなめが外れやすい様相、良く云えば自由です

つぎに

明治元号より、大正元号の開始年月をみると、
明治時代の良くない持ち味としての、J場・△4-5を
そのまま受け継いでいる
このことは、渉外・諸外国に対して自由きままに土足で踏み入りやすい
また、周辺諸国に食指が動くところがあり、これがJ場の働きであり、
このころの時代層です

また

明治元号からみた大正元号名は
明治元号名の内部にあるもの「8・8」を、具現化していくかたちです
C場・7-8資源開発と、D場・8-9エネルギー確保をしめしている

つぎに

大正元号より、明治元号の開始年月をみると
時間的な大きな破局性はありません

また

大正元号より明治元号名をみた場合には、
D場・7-X2・・・原材料、採掘、
J 場・X3-7・・・収益の場を海外に求める
E場・X8-3・・・新しい利権の獲得

これらの志向は明治以来の引き継ぎです

100年ほど昔ではありますが、個人としては現代とさほど
変わらない自由な思考形態を持っている時代なのですが、、、、

国家としてみると、大正元号からのE場・X8-3による、
古きを破り何事も改革していこうとする「大正デモクラシー」の発露のなか、
周辺諸国との協調性の欠落を観ます


昭和
昭和元号は、1926年12月25日 よりとなります
この年月盤をつくります

1926年寅  12月子

 8 4 6   9 5 7
 7 9 2   8 1 3
 3 5 1   4 6 2
 
 X4・X6    X5・X6  ▲5

となります、元号名は

・9 ・8 / 17 画 / 8数

となり、大正、昭和とも8数となります
昭和元号よりみるかぎり昭和号名には、破局性はありません
それでは核投下、敗戦の憂き目はどこにあるのかです

大正元号からみると、昭和元号に時間的破壊性はありませんが、

大正元号から観た昭和元号名8数は、
大正時代の破壊性としてのE場・X8-3をそのまま受け継いでいる
この破壊性とは、3数つながりとしての、
E場・X8-3・・・・・ 新しい開拓地
J 場・X3-7・・・・・ 海外経済活動
など周辺諸国にたいする出過ぎた行動となっております

昭和元号からみると、大正元号自体が時間的破壊となります
昭和元号が制定された時点で、E場でX4-5となり、F場・5-X6につながる
大正時代より遺されたモノには、昭和の苦境を産む、負の遺産が秘められている
破局性は5数破壊による縦系列破壊で、精神構造をもふくむ壊滅的破壊です
昭和元号にはこれを甘んじて受けなければならない親からの遺産があるわけです

また、これらの破局性を引き継ぎ、破局性が噴出した後、
大正と昭和の関係には、X4-9の数理金局作用として高度成長を発現して
くることも、中心の時間数理が知らせております

あまりにも大きな負の遺産であり、沢山の犠牲をしいたものです
高度成長でも、まかないきれずに今も昭和を息づいている
GDP世界トップに向かいながら、国民は経済的貧困に身をすり減らしている

「今日の中華人民共和国」には、戦争によるこの時代の行為を恥じる、
日本による中国への償いの形として、円の無償供与を決定づけ、中華人民共和国の
再興を下支えしてきた事実もあるわけですが、、、、、
国民には何も伝わっていないようです

このように

本人の時間帯では破壊性とはならなくとも、
親の破壊性を被る破局はありえるわけで、
見落としやすい観点でもあり、
時代相にばかり存在するわけではなく、
親から子への遺伝情報としても存在し、伝播し、
時代の劣性遺伝としてつたわるところのモノです


平成
平成年号は、1989年1月7日に改元されております

1989年辰   1月丑

 7 3 5    7 3 5
 6 8 1    6 8 1
 2 4 9    2 4 9

 X2・X9     X2・X5

 並列数3

 2 7 9
 1 3 5
 6 8 4

 X1・X4

となります
元号名は

・5画 ・7(6)画 / 12画(11画)/ 3数(2数)

注意点は、旧漢字として観るのか、当用漢字として観るのかです
旧漢字の場合、合計数12画で単数3となります

当用漢字としてみる場合は合計数11画で単数2となります
こちらの場合、各文字の5数・6数とも破局性があります
合計数11画は△1・△1ともなるし、単数はX2数となり、
1989年の破壊数2数を、そのまま元号名としております

この場合、零細・中小企業の破たんを示す、D場・X2-6となります
日本国自慢の、「手作り日本」を完全崩壊させます
2数つながりはJ場・7-2へ結ばれますから、
生産拠点のほとんどが海外に向かいます
一目瞭然の劣性遺伝が進んでいます

昭和元号から平成時間帯を観てみます
H場・7-8
J 場・8-9
となりますから、海外に資本が流出しております
安い生産単価を求めている型の本格化です
組み立て式をしめす8数でもあるし、分業形態でもある8数です

昭和元号から平成元号名をみましょう
格別破局性はありません、スムースにこの転換は進んでいるのでしょう

平成元号からも昭和という時間帯を観ていきますと
B場・△4-X9となりますから、スムースな産業形態の転換とは異なり、
裏では世界の評価は下がっている、これは
B場・△4-X9ですから、いずれやってくる日本のランディング地点 、
最終地点 、最終目標?でしょうか

平成元号からも昭和元号名をみますと
昭和元号名が平成時間帯そのものになっている
このことは、時代の変換期を理解していない横滑り状態ですから、
夢見心地のままに、失われた20年として韓国からも
『あと10年眠ってくれていればいいのに』と揶揄された時代です


註)
元号作用を11画 / 2数の働きとしてみるならば、
2年波動で2辰・3巳・4午・5未・・・・として観ていきます
元号は空間波動ですから逆回転しません、男女とも順流・順回転のみです


令和
閣議決定は4月1日、改元施行は5月1日となる型です
難しい問題はありません、こみいっているだけです

閣議決定時間帯から見ます
2019年4月1日は3月節ですから、3数亥年1数卯月となります

2019年亥   3月卯

2 7 9   9 5 7
1 3 5   8 1 3
6 8 4   4 6 2

X1・X2   X3・X6

閣議決定月・1数卯月で改元年3数が、C場・5-X3 となります
このことは早い段階での、経済破たん・財政困難を知らせている
月数での破壊ですから、令和の早期時間帯からはじまります

改元施行は5月1日(4月節)です
2019年5月1日は、3数亥年2数辰月です
令和の元号はこの時間帯から動き出します

2019年亥   4月辰

2 7 9   1 6 8    
1 3 5   9 2 4
6 8 4   5 7 3

 X1・X2    X3・X8   ▲9

年月相互破壊が進んでおります
早晩、資源・エネルギー問題が重大局面をむかえる

月波動を取ります

2019・04~2019・09  2辰・2辰
2019・10~2020・03  1卯・3巳
2020・04~2020・09  9寅・4午
2020・10~2021・03  8丑・5未
2021・04~2021・09  7子・6申
2021・10~2022・03  6亥・7酉
2022・04~2022・09  5戌・8戌
2022・10~2023・03  4酉・9亥
・・・
・・・

となります
19年10月より破局性は始まっております
20年04月より破局性に火がついております
20年10月より国内活動が一時的であるにせよ、機能停止に近い出来事
そこから向かう外患、、、、、これは周辺国からの疎外を含め、
貿易障壁も立ちはだかるし、ねじれ現象としてみれば、
海上封鎖のあおりをくらう、、、、とも読める
21年10月より、ねじれ現象が後半を迎え流れが変わる
22年4月頃より、大国の影響がふりそそぐ環境
中華人民共和国は5数丑年の成立、令和波動とは
共振しやすい関係となる
この部分については【補足】にくわえます


つぎに元号の構成を診ます

・5画 ・8画 / 13画 / 4数

施行年月数で、3数亥年と2数辰月が互いに破壊しあっている
人間ならば個性で済まされますが、国家では規模も質もケタが異なります
J場・2-1は、海外からの原材料や部品が輸入しにくくなる、おそらくは、
ドル円相場の問題がでてきます、、、、また、周辺国からの疎外です
B場・4-3は、米国をはじめとする大国との貿易障壁の問題です
平成まで続いていた友好関係が、通用するつもりでいるわけです
この、J-AーBの回転軌道軸に、日本の行く末を案じる課題が山積してきます

平成元号より令和元号の時間帯を観ていきます
令和始動期より国内産業の中小零細企業に圧倒的な負荷がかかります
このことを、令和元号の月数である2数が、平成元号のD場X2-6から
引き継いでいる
国の志向は大企業に向きますから、惨憺たる現状となります

これは、平成の局所場D場の破局性X2が、令和元号月数2となりますから、
国内中小零細企業全体が淘汰されてくるわけです
健康状態ならば重度の糖尿にむかう型、末端まで行き渡らない血流

平成元号より令和元号名4をみていきます
平成のF場・4-8が令和元号となります、北に位置する元号名ですから、
これから伸びていく国名につけるならば、つけてはいけない元号名です
国としての覇気、、、熱量がありません、また、
B場・X9-△4ですから貿易戦争に巻き込まれてくる様相もあるし、
国力のなさを露呈する現象が、遠からず発生します

令和元号より平成時間帯を観ていきます
G場・9-X8
F場・8-7
となります、これは
平成年間に興した国家計画、国家指針、方向性が、すべてF場・8となり
ますから、終了を迎えてくる、、、、一時的には、為替の上下動もあり
ドル円相場から中小企業が盛り返すときもあるでしょうが、
一時的現象にとどまります

令和元号より平成元号名(1・1=2)をみていきます
J 場・X2-1・・・・海外拠点の縮小、流通疎外、原料不足、
A場・3-2・・・・貿易交渉難航、中小零細企業圧迫、
H場・X1-9・・・・エネルギー禍、
海外生産拠点の撤退、縮小、など国内産業の頭打ち状態
生産原料の枯渇はおきます
エネルギー禍については、貿易の障壁から、地震による機能停止に至るまで
幅広い振幅があると鑑みます

このような平成元号名2数にある負の遺産を、令和時間質はいただいている
それは、令和年号の月数2数時間質となっているわけですから、
あらわれるのは令和の早期時間帯です

以上、



あとがき
 元号を通し、遺伝的見地をこころみました
 今回の内容は難解な読みが多く出てきます
 物事の観方・考え方を通し「かずたま入門」も
 入門編より初心者編に移行しているようです

 同姓同名、同年月に生まれても、ふた親の「質」が違う
 そこに遺伝の差もあるし、親と子の「相性」も出てくる
 相性が違うならその子を囲む「環境」にひらきがあらわれる



補足 ~ 2021・9・27
 21年10月、時代のねじれ現象が後半期を迎え、
 22年春先より具体化する隣国の内部動乱の影響をうけはじめる
 この内部騒乱(いずれ動乱)のあおりを食らう可能性はいなめません
 原材料の高騰、エネルギー不足の露呈、侵出行為に拍車がかかります
 法整備ひとつできない国として足元を見透かされているわけです