2023年9月22日金曜日

かずたま入門 11-5

当ブログは、(株)墾 の監修によるものです 


東洋では「四隅」として認識される、クロス十字を形成する、

2数理は、丑・辰・未・戌の四つの展開があり、

それらの展開には、三つの方向性があります


我を忘れる「無欲な一念」の向こうにしか、

届きようのない数理転換であり

届かない世界にある数質変化であり

それは変転、変異、別次元となっていくという話でした


地球環境で、たまたま見える世界、見えない世界という二つの世界

が、交流する通路に2数理が位置付けられている

太陽系でなければ、もっと別の「型」をとったでしょうし、

別の数理表現もあるでしょう

十進法が通用するのかも判らない

ここでは、2数理を見つめています

2数理は【地数系列】の数理ですから年月波動をみる場合、

男女とも波動数理の展開が逆転するかたちをとります


たとえば2数丑年うまれの人を見る場合

男性波動では

2丑→1子→9亥→8戌→7酉→6申→5未→4午→3巳→2辰 順流

2丑→3寅→4卯→5辰→6巳→7午→8未→9申→1酉→2戌 逆流

女性波動では

2丑→3寅→4卯→5辰→6巳→・・・・・・・・ 順流

2丑→1子→9亥→8戌→7酉→・・・以下・・・ 逆流

となります

現象を観る場合、

天数系列、人数系列生まれの人の場合、

男性は順流で、女性は逆流で波動展開していきます

今回は、正十字にある2数理の意味合いについて話します

「子・2」「卯・2」「午・2」「酉・2」のはなしです

この四つがあります、たとえば

子(ネ)の場所というと、北になりますから、そこに2数理が廻る

ときというと、


生年月波動でいうと6数波動となる時間帯には、2数は北にある

どのような数理の場合も、6数波動では2数は北に廻ります


彼氏が2数丑年うまれで、現在の波動数理が6数申波動であるなら

彼氏の生年2数丑は、北のF場に廻りこんでいる


ここより

生年からみた波動状態を見つめる

生年からみた現状の進行方向の把握

この波動期の波動環境・波動状況確認

この波動期の吉凶の位置どり

周囲との兼ね合いをなど見つめるなら【6数申波動】として


 生年2数丑年    6数申波動盤

 1 6 8     5 1 3

 9 2 4     4 6 8

 5 7 3     9 2 7

 X8        x7・x9

 

生年数2数丑年と、6数申波動を対応考察していきます


次に

彼女が2数丑年うまれであるとしましょうか

そして、

彼女の持ち味

彼女の特性

彼女の気性などを見つめていくのであるなら

2数丑年であれば

その年の、十二支配置数理盤を考察すればよいわけです


 「丑・2」配置数理盤

   7 3 5

   6 8 1

    4 9


同じく生年波動において波動数が7数午としましょうか

これも配置数理盤に置き換えますと


 「午・7」配置数理盤

   2  9

   1 3 5

   6 8 4


となります

これもまた、南にある7数として読み進み

現在の持ち味

現在の特性

現在の性分や風味

吉凶よりもその人柄をみていくならば十二支配置数理盤としてみる


以上のように

波動状況を知り破壊性の有無を見たいのか

その数理の特性・個性を読むのか

観点により使い分けることです

変化態である2数理は、変化態としてばかりの存在ではありません

G場2数場が、基本としての2数理ですから、持ち味は変化体です


それでも必ず、次の変化態に向かうためには、波動十二支が

「子・ね」、「卯・う」、「午・うま」、「酉・とり」の四つの

正十字となる十二支を通過しなければなりません


これを中心A場数理と、2数理の兼ね合いから見つめていきましょう

基本数理盤     

4 9 2       

3 5 7    

8 1 6    


この基本盤において、

東の3数場(卯)に2数がまわる時、中心は4数となります

南の9数場(午)に2数がまわる時、中心は7数となります

西の7数場(酉)に2数がまわる時、中心は9数となります

北の1数場(子)に2数がまわる時、中心は6数となります


それぞれの位置取りを十二支配置数理盤として見つめると


 3 8 1

  4 6

 7 9 5

日の出の位置、東の3数場にある2数、夜明けのまだ日の明けきらぬ

場にあり、あらわれたばかりの相手を注意深く観察する2数、

調和とまとまりの4数時間質にゆっくり浸透していく2数理


 6  4

 5 7 9

 1 3 8

暖かい日差し、南の9数場にある2数、愛情みゆたかな持ち味、

計画どおりに押しすすめる強靭さのある7数時間質、

その硬さを緩和させようとする2数理、からみつくしがらみ、

そこからあらわれる予定外となる亀裂


 8 4 6

 7 9 

 3 5 1

われをわすれ夢中で収穫した稔り、計画通りはたせた一日の充足感、

ゆうげ時、きめ細かな明日の予定、温存するだけの2数理でもない、

何を刈り取り、何を処分するか、何を蓄えるのか考える時、

7数場はふるいわけする場でもある


 5 1 3

 4 6 8

 9  7

中心6数は回転極まり動き回る充実の時、

同時に新たな交流を求め分離が始まるとき、覇権もあり分裂する姿、

2数理より生まれ2数理の眠りを見届けるかたちでもある、

完了の時であり、新たな調和と出発のとき


2数理のはたらきが現れ始めるとき、4数理が調和をとり、

2数理がはたらきを休止するとき6数理に分離作用が強まる


人の交流に調和がおこるとき、2数が芽生える

力の世界には分離する世界がおこり、2数は休眠してしまう


J-A-Bの交流斜線の、始発4数理と終着6数理

4数を中心とした始まりの2数理

6数を中心とした終局の2数理

年月数理盤 の正十字の数理と、

十二支配置数理盤の中心数理の関係は、

以下のように逆投影していることがわかります 


 年月数理盤   配置数理盤

 1  8     7 

  2    4 + 9 

 5  3     6


 配置数理盤拡大図


        6  4

        5  9

        1 3 8

3 8 1           8 4 6

  6           7  

7 9 5           3 5 1

        5 1 3

        4  8

        9  7



こんどはひとつひとつ正十字にある2数理をみていきます

「卯・2」配置数理盤について


 3 8 1

 2 4 6

 7 9 5


これは、4数生年盤でも波動盤でもありません

見つめようとする、2数理がH場に配置された持ち味を観ます

2数が芽生え始めたところをさします

中心は4数時間質、H場3数場に出てきたばかりの2数です

まだうす暗い朝方の手探り状態にある2数理です

細かいことにも注意深い数理です

4数時間質の影響で、周りの状況変化には敏感で警戒を怠りません

声質・音色の変化にも敏感で、識別感覚もすぐれ、

相手の顔色の変化を鋭く読みとるところもある

調和や周囲の状況を素早くくみ取ることがうまい人

周囲への細かい気遣い、配慮、

やさしさが人的交流の始まりであることを地でいく人


場合によっては執拗なところがあり、口うるさい面、

神経質、音に敏感、音が原因のトラブルや周囲にうるさがられる、

声が出ない、流行に過敏な感性と古臭いこだわりの共有、

たあいもない嘘で周囲を煙に巻く



「午・2」配置数理盤について


 6  4

 5 7 9

 1 3 8


これは、7数年月盤でも波動盤でもありません、

「午・2」配置数理盤です

親切さ、やさしさ、愛情深さ豊かな慈愛に満ちた面、細かい配慮、

痒い所に手が届く、2数理が熱量を帯びている状態です

明晰な頭脳、俯瞰する知力、的確な判断力、知的好奇心、

計数に明るく理論的に物事を見つめる面もある、

ち密に計算しつくす、聡明で如才なさもある、

微細な面にまで行き届く鑑識眼、直観力

育成力、食通な面もあります、食見識の高い人もある


場合によっては二面性が出る、考えが二分する、

人により応対がらりと変わる面がある、

細かすぎて窮屈、がめつい、損することを嫌う、欲望に正直、

華美な生活に夢中、資本主義そのままの気性、急に硬い表情となる、

如才ない面とは違う一面がある、二面性のあるやさしさ、

堅苦しい親切さ、



「酉・2」配置数理盤について


 8 4 6

 7 9 

 3 5 1


9数年月盤ではありません、「酉・2」配置数理盤です

燃え上がる情熱の炎を絶やさず埋もれさせない意識、

包容力がある、育成力、綿密な計画、きめ細やかな鑑識眼、

経済観念、古いものも大切にする、勤勉、努力家、

守備的な要素、歴史に関する知識、綿密に計算しつくす、

素材の見極め、分析力がある、食の研究、食と健康、食と地産、

食材の改良、医薬品開発、農政改革、農業開発、国土保全、

守備的意識からうまれる発想、構想力、


国土であり、食であり、健康にもつながる維持する力、想い、

命の創造的研究、独自の発想力、独特な方程式をもつ人


また、場合によっては、

モノに執着する、物欲の強い人、けち臭い、骨董品収集癖、

貯めるばかりで整理できない、どんくさい、頑固者、固執、執念深い、

堅苦しい、とっつきの悪い人、自分の殻から出てこない人、

ものがあるのかないのか、金銭のあるなし銭ゲバ志向、



「子・2」配置数理盤について


 5 1 3

 4 6 8

 9  7


生年月数理盤ではありません、「子・2」配置数理盤です

2数理が眠っているF場1数場にあります、深夜に位置する2数です

運動機能をコントロールする片方の副交感神経ですか、

それに似た維持機能的役割、休ませながら活動もしている、

夜なべして明日の不足がないよう準備するお母さんですか、、、


潜在性の開発に性能を発揮する数理、

潜在能力が図抜けている数理でもあります、

強い意志が2数の柔和さを隠してしまうところもあり

表面に現れないやさしさなどの意味合い、

優しさを表面に出すのが下手くそな人もあります、

育成にあたっては、そのモノの持ち味を生育する才に長けている、

地味目なところから運気の動き出しには時間がかかります、

純粋なひと、創造性豊か、冷静、推理力、

洞察力、霊的な直感力に抜きんでている人、

未開発の問題にたいして創造力豊かな発想ができる人、

あらたな開発問題には、独自な能力をもっている人、

基礎開発に特異な才能があるひと、護られている人、


また、場合によっては、親切さがない人、冷淡な人、不親切なひと、

粗野、愛情を感じられない人、愛情のない日常にいる人、

何を考えているのかわからない人、

人の情がわからない人、運気が滞る、愚鈍な人、

意志薄弱、スネ者、労働意欲がない人、霊障がある、

ここまで正十字にある4つの展開数理の持ち味、働きを話しました

数理構成からのはたらきについて、もういちど振り返っていきましょう

2数の構成をみていきます

中心に4数理があらわれるとき、東に2数が生成される

中心に6数理があらわれるとき、北に2数が終了するかたちをつくります


東と北にある2数理ですが、中心数理をみつめると

中心数理が、交流斜線 JーAーBを形成している4数と6数でもあります


生成し始めるH場・2数と、熟成の秋を迎えるC場・2数を

見つめると、中心数理が4数―9数の金局構成となる横次元形成をします



縦数理を見つめると

中心数理は7数と6数の構成となります

7数は一連のモノを、整然と形成し、まとめてくる姿を示し固定化しよう

と働く数理、流動する姿とは逆に、画一化しようとする働きであり、

変化や動的なものを止めてくるところがあります


6数には動力としての数理のはたらき、一点を中心に回転する動力

この動力が一点を中心に回転しようとすると、中心の一点には

分離しようとする遠心力も同時に起きてくる


この各盤面の中央数理をみると、


   7

4  +  9

   6


となっています

熱量豊かな2数としてある7数理盤は

中心7数理と、火局する働きにより、火力を持続化しようとする

この数理盤をいくつかの角度から見ていきます


6  4

5  9

1 3 8


7数理が中心にある時、

2数は中心7数にむかいます

火力として内部にあればよろしいですが、

外に向かおうとすると9数破壊となりエネルギーのロスが興ります

また

本来、変化態の2数が、正十字にはいるとき、変化はしないところです

が、中心の7数理は、裏をあらわす4数理がG場に廻っています

中心7数理はG場にある4数理に、潜在的に惹かれてくる

またE場・2数理はG場とは隣り合わせの場にいますから、

数理吸引はなくとも、中心7数と合局しながらG場へ向かいたい

この状況は何を示すかというと、

この潜在的な不安定さが、E場・2数にも影響します

   ↓   ↓   ↓

E場・2数が、その場で9数変換しますと、数理盤自体が

5数理盤に変換してきます

6数理では、E場・1、F場・2数でありますが、

7数理盤が2数理により5数理盤に変換しますと、

5数理では、E場・9数、F場・1数となってきます

ここに歪が出てきます


   5 1 3     6  4   4 9 2

   4 6 8 →→→ 5 7 9 ⇔ 3 5 7

   9 2 7     1 3 8   8 1 6


中心の7数理はG場の4数をもって、2数に惹かれているわけです

人間社会としてみれば、古くからの付き合いとか、情にからんで

前に進みにくくなってくることがわかります


このような、ねじれた数理のはたらきが現象において様々な表情を見せ

破壊作用とはまた異なる、ひと味違うものを顕しても来るようです


以上、   2023・9・23記

                  


あとがき

 欲を捨て去るなんてできるものじゃありません

 欲は捨てれば新しい欲がまた湧き出てくる

 欲は一瞬でも忘れることから始める